WBC 王監督とイチローのコメントが気になる
アメリカとメキシコと日本の投手陣のおかげでなんとか
準決勝に進出した日本代表チームだけれど、日曜日には
再び韓国と対戦する。
ちょっと主題からずれるけど、準決勝の組み合わせがおかしい。
普通、異なるリーグの1位と2位の対戦になると思う。サッカーの場合は。
せっかく世界の舞台でやるのに、なんでアジア同士が3回も対戦するんだよ。
韓国にとっても、「また日本かよ」的な思いもあるだろうし。
そして、「棚ぼた」で準決勝進出を決めた日本代表チーム。
王監督とイチローの記者会見が何度もテレビで放送されている。
その中で、王監督はこんな発言をしている。
―3度目の韓国戦。どう戦うか。
「2試合とも八回に失点している。試合の後半を抑えること。そして前半でもっともっと点を取ること。そういう形に持ち込めるよう頑張る。韓国の投手はいいが、最後なので総力戦で戦う」
―ミーティングで選手にどんな声をかけたか。
「もっと失点していれば、チャンスはなかった。みんなが頑張ったからこういう結果になった。胸張っていこうじゃないかと言った」
―準決勝の抱負は。
「韓国よりうちの方がプレッシャーはないと思う。日本のファンのみなさんに華々しさを見せてない。日本の野球を世界に示したい」
NIKKEI NET - 日本野球を世界に 準決勝に臨む王監督
http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2006031706598n0
韓国の投手陣にほとんど抑えられてるんだから、
どうやってそれに対処するかを言うべきなのに。
「点をとる」なんて当たり前なことを言っている。
他にも、「一丸となってぶつかっていくのみ」とも言っている。
2回連続で負けている相手に、「ぶつかっていくのみ」とは無謀
なこと甚だしい。どうやって打ち崩すかについて、考えているのか
どうか疑問が残る。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉がある。
日本チームは韓国チームのことをどれだけ知っているんだろう。
もし、何も知らずに「とにかくぶつかっていくだけ」なんて
幼稚な考えでいるならきっとまた負けるんだろうなぁ。